新年を迎えたと思ったら、早いもので今日はもう大寒。
2022年の12月に、「新語・流行語大賞」が発表されましたが、ご存知でしょうか。

大賞に選ばれたのは、なんと「タイパ」

聞き馴染みのない言葉に、一瞬「タイ料理でパーティー」?
それとも「鯛料理でパーティー」?
と頭の中で色々と想像を膨らませてみましたが、全て不正解。
一文字もかすりませんでした。


「タイパ」とは、「タイムパフォーマンス」の略。時間的な効率のことだそう。
「コスパ」(コストパフォーマンス)という言葉の頭を「時間」と入れ替えてみたもので、コスパのほうが「費用対効果」という意味合いなら、
タイパは「時間対効果」ということになります。

近年、Z世代は映画を早送りして視聴するとか、楽しくない飲み会は遠慮なく断るようになったなど、無駄な時間の浪費を気にするようになりました。

私はせっかちなので、このような言葉が流行する前から、動画視聴は度々早送りにして観たりもしていましたし、楽しくない飲み会は歳と共に断るようになっていましたが、知らず知らずのうちに「タイパ」を意識していたのでしょうか・・・。

これからの日本は、どんどん人口が減り、1人の労働者に課せられる課題が多くなる傾向になるのは間違いなさそうなので、これからは仕事でも「タイパ」は「コスパ」以上に重要なキーワードになるのではないかな、と思う反面…
なんでもかんでも「無駄な時間」と切り捨ててしまう傾向になることに寂しさも感じます。

つまらない映画をダラダラと観たり、結果つまらない飲み会だったとしても、そこにはつまらないなりの発見や、出会いがあったりもするものです。

とはいえ、仕事にフォーカスして考えると、やはりタイムパフォーマンスを意識して、限られた時間のなかでどれだけ成果を上げられるかを考えるのは自分にとっても会社にとっても良いことなのかなと思います。

世の中の流れに沿って意識改革をする中で、新しいアイデアが生まれるといいな、と思う大寒の昼下がりでした。