プライベートはもちろん、仕事をする上でも活かせる心理学に興味を持ち、いろいろと調べている中で「人には主に3つの優位感覚タイプがある」ということを知りました。
優位感覚とは、人が情報を受け取る際に優先する感覚のことで、通常は以下の3タイプに分類されます。
- Visual(視覚)
- Auditory(聴覚)
- Kinesthetic(身体感覚)
自分がどのタイプに当てはまるかは「VAK優位」などとネット検索すると、簡単なチェックリストで傾向を知ることができます。中には2つ当てはまるという方もいるようです。
ちなみに私はAuditory(聴覚)優位タイプ。
このことを知って、長い間謎だった「自分がなぜ英文法が苦手なのか」が思いがけず明確になり、とても腑に落ちました。
というのもAuditory(聴覚)優位は、音や言葉など聴覚による情報を得ることが得意なタイプ。私は昔から耳で得た情報やリズムで英語を覚えていることが多かったように思います。
そして、他の人が気にしないような、微細な音や機械音が気になってしまうのも、聴覚優位であることと関係しているのかもしれません。ただ、微細な音については出所が判明すると気にならなくなることもあります。
優位感覚のタイプが違う相手と話す場合、話が伝わりにくかったり、意思疎通にちょっとしたズレが生じたりすることがあります。人それぞれに優位感覚があることを理解すると、タイプの違いに合わせて伝え方を工夫し、ミスコミュニケーションを減らすことが期待できそうです。たとえば、相手がVisual(視覚)優位タイプであれば、口頭での説明よりも文章にまとめたり、図や表を使って伝えたりする方が理解してもらいやすいのです。
また、人の優位感覚はストレス下では変化することもあると言われていて、普段は聴覚優位でも、緊張すると視覚情報に頼るようになる人もいるそうです。
Kinesthetic(身体感覚)優位タイプは、感覚的な表現が得意だったり、芸術的感覚に優れていたりする方が多いといわれているので、ちょっと憧れてしまう編集担当のFでした。