「アラン・スミシー(Alan Smithee)」という映画監督をご存じでしょうか?映画好きの方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。これは、アメリカ映画業界でかつて使用されていた“匿名”の名前で、監督が作品の仕上がりに納得できず、自らの名をクレジットから外したい場合に使われていました。ただ、1968年から2000年ごろまで使われたこの名前は、業界内で一定の認知を得ていましたが、あまりにも有名になってしまったため、現在ではほとんど使われていません。 このように、何らかの事情で実名を出せない場... Read More
アラヤは、基幹業務は翻訳ではありますが、従来、家電などをメインとした取説の制作もライティングから編集まで対応しています。 これまではコンシューマー系のメーカー様のご依頼が多かったのですが、最近はB to Bのメーカー様からのご依頼が目立っている印象です。 B to Bのメーカー様の案件を対応して気がつくことは、コンシューマー系のメーカー様に比べ、取説制作などの専門部署を置かれていないことが多いこと。設計/開発のご担当者が、本業ではない取説のライティングや制作を兼務されているケースがよく見受け... Read More
翻訳の仕事をしていると、言葉そのものだけでなく、見た目にも気を配る場面がよくあります。たとえば、日本語の文書を英語に置き換えるとき。見落とされがちなのがフォントの問題です。 日本語用のフォントで英文を組むと、文字の幅や高さのバランスが崩れて、どこか不格好に見えてしまうことがあります。アルファベットのスペーシングが妙に詰まっていたり、逆に間延びしていたり…。内容は合っていても、どことなく野暮ったい印象を与えてしまうのは、ちょっともったいないです。 もう一つ気になるのが、いわゆる「まぬけ... Read More