こんにちは、札幌オフィスのアンです。

札幌に住むことになってからもう数年間が立っていることのおかげ様で、少々北海道弁が分かるようになりました!個人的に響きがかっこいいと思いますが、日本語で話している際にまだ北海道弁を使う自信がないです…

方言といえば、最近帰国できてないし、自分の方言を使って英語で話す機会がなかなかないです。せっかくなので少し紹介したいと思います!

地元はフィラデルフィア(愛称:フィリー)の郊外なので、私が話している英語は「フィリー方言」に近いです。英語が分かる人々にとって、理解することはそんなに難しくないはずですが、やはりいくつか戸惑わせる点があるようです。

フィリー方言の最も典型的な例は「water(水)」の発音です。その一単語を聞いただけでその人がフィリー周りの人かどうかが分かります。うまく日本語の音で説明できないかもしれないですが、カタカナでの発音も書いてみます。通常のアメリカ英語では発音が「WAH-ter(ウァーター)」ですが、フィリー周りの人々は「wood-er(ウッドダー)」と発音します。個人的には、「WAH-ter(ウァーター)」の発音ができるのですが、言う前にその発音で言う覚悟が必要です。そのため、日本にいても私にとってのより自然な「wood-er(ウッドダー)」と言ってしまいます。他にもいっぱいありますが、「towel(タオル)」、「coffee(コーヒー)」と「on(オン)」もフィリー周りで通常と違う発音になります。

また、他の地域で使われていないフレーズを使う傾向もあります。例えば、海に行く際に「going to the beach」とは言わず、「going down the shore」と言います。海に着いたら、お金をATMを使っておろす際に「use an ATM」ではなくて「tap MAC」をします。そのお金を使って、ボードウォークでアイススプリンクル付きソフトクリームを楽しむため「ice cream with sprinkles」ではなくて「ice cream with jimmies」と注文します。

最後に、フィリー方言では一番大切なスラング文言について紹介したいです。その文言は、「jawn(ジョーン)」という単語です。

「Jawn」は性別を問わない名詞で、他のどんな名詞の代わりとしても使用できます。そのため、何を指すのかが文脈に大きく左右されるので、通常は会話の中での主語が確定してから使われています。元々はアフリカ系アメリカ人が使っていた文言ですが、その後フィラデルフィアの象徴として広まりました。

例えば、誰かと仕事後に会う予定がありましたら「I’ll be at that jawn after work(仕事後にあそこにいるね)」が言えます。もし相手が遅刻したら「that jawn’s late(あいつ、遅刻してるなー)」と言っても問題ないです。相手がやっと来て、何かを渡して欲しい場合に「hand me that jawn(あれを渡してくれる?)」で聞けます。ただし、一つの文章で「jawn」を複数回使用すると分からなくなってくる可能性が高いです。「Let’s go meet that jawn at the jawn down the street with those jawns that you like」と言うと「好きなあれがあるあっちのところであの人に会おう」と、混乱しやすい文章になってしまいます。

日本で英語を話す際、私は通常、一般的なアメリカのアクセントに聞こえるように話し方を変えています。(もちろん「wood-er(ウッドダー)」は別ですが!)でも、これからはフィリー方言の用語などをちょこちょこ入れてみようかなーと思っています。周りの人々も楽しめるかもしれないですし!