2025年になりましたので、今回は「2025」という整数の面白さを紹介しようと思います(あくまでも個人の感想です)。
2025を素因数分解すると、2025=3×3×3×3×5×5となり、
45の二乗(平方数)であることがわかります。
(2025=(3×3×5)×(3×3×5)=45×45)
45は1から9までの和です。
そのため、2025は以下のように表すことができます。
2025=45×45
= (1+2+・・・+9)×(1+2+・・・+9)
ここで分配法則((a+b)×c=a×c+b×c)を使うと次のようになります。
= 1×(1+2+・・・+9)
+2×(1+2+・・・+9
+3×(1+2+・・・+9)
:
+9×(1+2+・・・+9)
1×(1+2+・・・+9)=1×1+1×2+・・・+1×9 (分配法則)
ですので、1×(1+2+・・・+9)は掛け算九九の1の段の和ということになります。
同様に、2×(1+2+・・・+9) は掛け算九九の2の段の和、・・・9×(1+2+・・・+9)は9の段の和です。
つまり、2025は掛け算九九の1の段から9の段までの答えの和なのです。
また、2025は以下のような整数でもあります。
・1から45番目の奇数までの和
45番目の奇数:2×45-1=89
1から89までの奇数の和=1+3+5+・・・+85+87+89
=(1+89)×45 (個数)÷2=2025
・1から9までの3乗(立方数)の和
1×1×1+2×2×2+・・・+8×8×8+9×9×9=2025
以上のように、「2025」は面白い性質を持つ整数です。
「2025」とのお付き合いも1年間を切りましたが、愛着を持って日々過ごしたいと思います。