最近、朝ドラの影響を受けラジオ英語講座を聴くようになりました。
主人公が毎朝、目を輝かせてラジオに聴き入る姿を見て、自分も同じようなことをしていたなぁと懐かしくなったのです。
私が学生の頃は英語の授業は基本的に中学1年生から始まり、通っていた学校ではラジオの英語講座を聴くことが課題のひとつでした。今のようにインターネットラジオやアプリなどで英語教材の音源が手に入るわけではなかったので、ラジオ英語講座は教材として、特に「音」は貴重な存在だったと思います(別売りのCDはありましたが)。
そういうわけで、私も毎日同じ時間に周波数を合わせ、ざらざらする音に耳をそばだてていました。AM放送は特に電波が悪く、雑音で音がかき消されることもよくあることで(雪国のため吹雪の時はほぼ聞こえません)、集中して耳だけを頼りに拾い集める英語の音は、何か特別なものに思えました。
そして久しぶりに聞いた英語講座は当時と同じ、懐かしの大杉正明先生。大人になってから聴く大杉先生は意外にもフランクでおちゃめな方でびっくり。新しい発見でした。いや、それとも当時は電波の悪さで気がつけていなかっただけかも・・・?
今ではラジオもスマホアプリなどで好きな時に繰り返し聴くことができ、更に身近なものになりました。BGM代わりに英語以外の言語の講座も聴いたりすると、仕事で触れている多言語も新鮮に感じます。まさに気分転換♪
当時の特別な音の感じも懐かしく思いますが、この便利さはありがたいです。 春先まで朝ドラとラジオで時代の移り変わりを楽しみたいと思います。