1年ほど前から、博物館に週1回のペースで通っています。
その博物館は森のような大きな公園と隣接していて、建物の隣には竪穴式住居が建てられていたり、館内には団地の一室をそのまま再現したような展示があったりと、その時代にタイムスリップしたような感覚が味わえます。
最初は娘にせがまれて連れていっていましたが、行くたびに新しい発見があり自分も学び直すような気持ちで楽しむようになりました。今では「趣味は博物館です」といっても過言ではありません。

そんな熱烈な博物館ファン母娘となった私達ですが、幸運にもこの夏に開催された「博物館の裏側見学ツアー」に当選し参加することができました。
当日は、学芸員の方の丁寧な説明とともに、燻蒸庫(作品についた害虫などを駆除する部屋)、収蔵庫(おびただしい数の埴輪や土器に目を奪われる!)、学芸員室など、普段見ることができない場所を見学でき、ますます博物館への興味が深まった1日となりました。

学芸員さんのお話で印象深かったのが、博物館には、資料の文化的価値を正しく伝える役割があり、それに努めなければならないということ。収集した資料をただ展示すればよいというわけではなく、その価値を誰にでもわかりやすく伝え共有することが、博物館が存続するうえで必要だということでした。
確かに、大人でも子供でも楽しめるクイズ形式のワークシートや、簡単に作成できる工作キットなどは資料への理解や興味を深めるきっかけになっていると感じます。また、同じ一つの資料でもテーマを変えて異なる展示に登場することもあるそうで、様々な角度の視点から新しいイメージで情報発信するような工夫が凝らされています。

話は変わりますが、ALAYAでは統合報告書を英語に翻訳するサービスを提供しており、私も毎年担当しています。「博物館の裏側見学ツアー」に参加した頃はちょうど需要がピークの時期で、頭の中は常に統合報告書のことでいっぱい。学芸員さんの「価値を伝えて共有する」という話を聞いても、真っ先に統合報告書のことが浮かびました。
統合報告書は企業をアピールする有効なツールであり、その方法や内容も企業ごとに工夫が凝らされています。英語版を制作する企業も年々増えており、需要の高まりを感じています。
ALAYAでは、お客様の思いをより正確に世界に向けて発信できるよう、ご希望に合わせて工夫を重ねたサービスを提供しています。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。