今年も残すところあと数日となってまいりました。

芸術の秋もさながら、年末が差し迫ったこの時期もクリスマスコンサートや、「第九」コンサート、カウントダウンライブなどのイベントが目白押しで、音楽ファンには心躍る季節です。

先日、「音楽で世界一周」というクラシックのコンサートに行ってまいりました。
「バンジョーとフィドル」(アメリカ)を皮切りに、「歌劇 こうもり」序曲(オーストリア)、「歌劇 カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲(イタリア)、「カルメン」抜粋版(スペイン)、ラヴェルの「弦楽四重奏曲」(フランス)、「ベートーヴェンメドレー」(ドイツ)などが演奏され、弦楽五重奏にピアノ、パーカッションという小編成ながら、とても聴き応えのあるコンサートでした。

曲の合間には奏者による留学時代のそれぞれの国や人々の印象、名物料理、作曲家にまつわる地元エピソード披露もありつつ、会場に不思議な移動感が漂っていたせいか、いつもは入眠しがちな子供たちもアンコールの「花のワルツーくるみ割り人形より」(ロシア)まで楽しそうに聴いていました。

大晦日、オーストリアでは「歌劇 こうもり」序曲が演奏されるのが定番だそうですが、お隣のドイツでは、ベートーヴェンの「第九」が演奏されるのだとか。日本の「第九」コンサートはドイツの習慣に倣ったものなのですね…。クラシックは作曲者や、バロック、ロマン派といった時代で分類されることが多いですが、作曲の舞台となった「場所」を意識して聴いてみるといつもとは違う発見がありました。

私たちもお客さまの世界への情報発信のお手伝いをしています。
プロジェクトマネージャーとして、それぞれの国、地域の文化や歴史的背景、言語の特徴、翻訳の際に注意を要する項目のチェックはとても重要なのですが、社内のリソースマネジメントチームがそういった情報の把握と共有に努めてくれているので、安心してプロジェクト設計を行うことができています。

2023年もお客さまの「世界に伝えたい」というお気持ちをあらゆる面からサポートできるよう取り組んでまいりたいと思います。

本年もアラヤをご愛顧いただきありがとございました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。