新型コロナが5月8日付で感染症法上の5類になり、感染対策は個人および事業者が自主的に取り組むこととなって2ヶ月が経ちました。

電車や映画館、劇場といった人混みでもマスクをしていない方の人数が日に日に増えている様に感じます。

アラヤではコロナ禍以前からテレワーク(在宅)勤務を導入しており、在宅勤務社員と出社勤務社員の2形態がありました。

コロナ禍においては2020年3月から出社勤務社員に対しても在宅勤務と出社勤務のハイブリットを導入して来ましたが、この7月1日から完全週5日出社に戻しました。

関東地方は梅雨明けも未だの内に真夏の暑さが訪れ、連日の通勤ラッシュは大変ハードです。以前はこれを当たり前と思っていたことに我ながら驚きます。

日経BP総合研究所の調査によると、週3日以上のテレワーク実施人数はピーク時が2020年4月の63.9%でしたが2023年4月には32.6%と半減しています。

社員が個人の判断でテレワークを止めた理由のトップは『勤務先から出社を求められることが増えたから』

テレワークを縮小した企業の理由は、『社員のコミュニケーション不足』『業務マネジメントの難しさ』『業務を社外へ持ち出すことによる情報漏洩のリスク』など。

実務的には『テレワークで出来る仕事が限られる』『社内調整、連帯など出社したほうが仕事がスムーズ』といったところです。

テレワーク実施率の高かったApple、Google、楽天といったIT企業でもオフィス回帰がみられるなか、通信大手NTTは昨年7月に『リモートスタンダード制度』を導入しています。

HPには期待できる効果として『人材確保・離職率改善』『生産性向上』『事業継続性の向上』とあります。

通信企業がテレワークに注力するのは当然ですが、ここに挙げられたメリットは一般企業においても想定した内容のハズですから企業はその職種の特性や事情、社員の意見などを踏まえて、テレワーク導入のメリット・デメリットを天秤にかけ、社員の働き方を決定した訳です。

とはいえ、最近の炎天下、夏だけでも在宅勤務と出社勤務のハイブリットが良かったなあ、とこっそり思ってみたり。