最近、宇宙が気になっています。

8月下旬に、クルードラゴン宇宙船運用7号機(Crew-7)が国際宇宙ステーション(ISS)へ向けて、そして9月初旬には、天体観測衛星「XRISM」と日本初の月面着陸を目指す月探査機「SLIM」を載せたH2Aロケット47号機が無事に打ち上げられたニュースは皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。

私は、大人になってからもテレビや新聞のニュースでロケット打ち上げを知る程度で、「宇宙」はずっと遠い存在のままでした。
それが一転、興味が湧いたきっかけは、家族に誘われて行った山崎直子さんの講演会でした。
講演では山崎さんの幼少期から始まり、どうして宇宙飛行士を目指すようになったのか、そして実際に宇宙に行かれた時のことを写真や映像等を交えて楽しくわかりやすく紹介してくださいました。

特に技術の進化には驚きました。現在使用されているロケットは、打ち上げ能力だけでなくブースターを回収・再利用できるなど、機能・性能が日々向上し、地上の管制センターからの遠隔操作の技術も日々進んでいるそうです。(ちなみに山崎さんISSへ向かうときもコンピュータ制御で軌道に入るはずがトラブルで地球との通信が途絶えたため、星の位置をたよりに計算してたどり着いたそう!)
そして今では民間人も宇宙旅行をする時代。有人月面着陸を目指すアルテミス計画も進められていますし、いつか月で暮らせる日が本当に来るのかもしれません。

山崎さんが、小さい頃は日本人宇宙飛行士など想像できなかったけど大人になって宇宙に行けたことをあげて「今想像できることが全てではない」と仰っていたのが印象的でした。
限界を決めずに邁進すれば可能性は広がっていくのだなと感じる言葉でした。

客席の半数を占める小学生と一緒に大人の私も励まされた気持ちになり、この先の未来が楽しみになりました。そして今は、宇宙が遠い存在ではないと感じるようになりました。