Subscription(サブスクリプション)という単語は知らなくても、私たちはありとあらゆるものを定額で継続購入しています。新聞や雑誌の定期購読、映画や音楽の配信…そういえば当たり前のように利用していて気づきませんでしたが、これらがわりとシンプルなサブスクの元の姿と言えるかと思います。加えて、近頃変わり種のサブスクがどんどん増えています。毎週小さな花束が買えたり、興味のありそうな小説が届いたり、お店に行けば毎日1個マカロンがもらえたり、家事代行にとどまらないお母さんのサブスクなんていうのも登場しているのには驚きました。実はアラヤにも、ある程度定量的に発生する翻訳のサブスクサービスがあります(ご相談ください)。

また、コロナ禍以来できるだけ現金はさわらないようにしたいな、と思ううちに電子マネーを使うようになり、さらにはネットショッピングの便利さにすっかりはまり…それと前段のサブスクのこともあり、自分のお財布事情がよくわからなくなってきているというのが今回の本題です。

クレジットカードの支払い額についても、以前は印刷されたものが郵送されていたので、「あーこんなに使ってしまったか」と、多少反省する時間が持てていましたが、それもペーパーレス時代になり、ウェブサイトからマイページにログインして確認してください、紙で欲しい人は有料です、温暖化なので仕方ないです、という時代。

仕方なくウェブを確認してみると、あれもこれもサブスクなことにあらためて気づき、月に20,000円近くを支払っていることに慄きます。インターネットプロバイダー、各衛星放送の視聴料やら、某Apple製品の長期補償、某ショッピングサイトの会費、コンタクトレンズの費用(交換がいつでもできるという優れもの)などなど…

自分のお財布から現金が減っていく感覚がないまま、自分の身の回りにモノが増えていくのはちょっと怖いなと思い、反省…するどころか、銀行アプリと家計簿アプリをリンクさせてお金の管理ができるですって? と、また新しいものに手を出そうとしている懲りない自分がいます。