週に1度、小中学生に学習支援をするボランティア活動をしています。

そこでは会場が開かれる4時間の間に、小学1年生から中学3年生までが自分のペースに合わせて参加しています。私たちボランティアは、1人もしくは2人の子供たちに対し、彼らが学びたい科目を教えることになっています。

現在、登録している小中学生は60名以上、スタッフは社会人と大学生が中心ですが、中には中学までお世話になったという理由でお手伝いをしてくれている高校生もいます。

小学1年生とは基本的な漢字の練習から始めることもありますが、中学3年生になると数学や理科の難しい問題にも取り組みます。時には、スマートフォンを片手に調べながら教えることもあり、子供たちと一緒に学ぶ喜びを共有しています。

また、学習支援だけではなく、子供たちの居場所の役割も担っています。

先日は百人一首大会を開催し、中学生に大敗してしまいました。自分の目の前の札をとられる悔しさを久しぶりに味わい、記憶と反射神経のおとろえを痛感。これらのおとろえはどうすることもできませんが、ちょうど大河ドラマで平安時代をとりあげていることもあり、百人一首の一首一首を深く味わい、自分の年代にふさわしいかかわりかたをしようと早速解説書を買いあさりました。

子供たちとのひとときは、私に心の豊かさをもたらしてくれます。ボランティアとは名ばかりで、恩恵を受けているのはこちらのほうだとも感じています。子供たちの成長に少しでも貢献できると良いのですが。

来週は中学3年生の卒業式を行う予定です。彼ら・彼女らがこれからどのように成長していくのか、とても楽しみです。