最近、「聴く読書」にハマっています。
昨年末にある記事を目にしてから興味を持ち、早速に試してみることにしました。1ヶ月無料サービスのうちに10冊(シリーズものも含む)を読み上げ、いや聴き上げ、すぐにサブスクの申し込みをしました。 この読書を始めてからすでに50冊。私にとっては十分に費用対効果が出ています。

もともと読書は好きでしたが、忙しさに追われなかなかそれもできずに、だんだんと読書にかける時間が少なくなりました。以前は通勤の長い時間を読書に充てたりしていましたが、今はその時間もあまりなく、また年齢とともに小さな文字を追う辛さもあり、いつの間にかの読書離れでした。この「聴く読書」は、私の読書離れの原因を見事に解決してくれ、通勤などの移動時間はもちろんのこと、家事をしながら、お風呂に入りながら、就寝時のタイマー設定で寝ながらも!
本を広げなくても良い気軽さが、まるで音楽を聴くように、私の1日のなんでもなかった時間、つまりデットタイムを有効に読書の時間に変えてくれました。

ただし、このスタイルに合わない読書もあります。私の場合、内容が難しいもので理解しながら読み進めていきたいものは聴き流しができないため「聴く読書」では選びません。私が聴くのはあくまでもストーリーのある小説です。また、ナレーションの好き嫌いもあるので、何冊かは聴きづらく諦めたものもありました。

逆に、これで聴いて本当によかったと感じた本が、吉田修一さんの「国宝」という小説で、ナレーションは尾上菊之助さんでした。名もなき少年が歌舞伎役者として上り詰めていくストーリーで、当然ながら歌舞伎の話はもとよりセリフがふんだんに出てきます。そのセリフを読み上げる菊之助さんの声に、まるで劇場で歌舞伎を観ているかのような臨場感を覚え、どんどんそのストーリーに引き摺り込まれるのです。歌舞伎上級者ならばリアルな本を手にして読んでも、その情景はありありと浮かぶと思いますが、私のような初心者にとっては、菊之助さんのナレーションがこの小説を最大限に楽しむ手助けとなりました。
この本をきっかけに、ますます私はさまざまなジャンルの「聴く読書」にハマっています。内容によっては再生スピードも倍速で楽しんでいます。

読書スタイルも多様な時代となり、ふと周りを見渡せば、物事の何もかもが多様な時代となっていることに気づきます。
ショッピングもリアルとネットで。支払いもキャッシュにキャッシュレス。キャッシュレスも色んな選択肢があり、いずれもそれぞれの好みやポリシーで選べる時代です。

最近、大河ドラマの視聴率が低迷していると言われていますが、実はスマホアプリでの視聴が急増とか。もはやテレビドラマを見るスタイルも人ぞれぞれ。NHKはオンエアの視聴率の数字だけで評価をしないと言っています。

仕事も同じだなと感じています。
課題の解決にはいく通りもの方法があり、誰が誰のために課題を解決するかによって、やり方は通り一遍ではありません。
アラヤではさまざまなサービスで、お客さまのお困りごと解決のお手伝いをさせていただいておりますが、そのやり方はお客さまごとに、ご納得いただける方法で進めております。
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ぜひ一度、弊社のサービスをお試しください。