私は札幌のオフィスに勤務しており、冬になるとできる限り外に出ずに楽しむ方法を考えるようになります。

その中でもここ数年、毎年行っているのがクリスマスリース作りです。

お花屋さんで生の針葉樹の枝や実などを購入し、小さな束にしたものを土台に巻き付けて作っていきます。

私は木の香りが大好きなので、できるだけ多くの種類の針葉樹を混ぜて作成しています。

木の香りは、樹木が何百年、いや何千年と生き続ける生命力の源と言われることもあるそうです。

私のお気に入りの香りはブルーアイス(イトスギ)の香りです。

ブルーアイスは、最も香りの強いコニファー といわれていて、その香りは、フィトンチッドという香りを持っていると言われています。

フィトン=「植物」チッド=「他の生物を殺す能力を有する」という意味で、植物自身が、傷ついた時に病原菌に感染しないように傷口を殺菌したり、害虫を寄せ付けない為に植物が身につけた生きるためのバリアだそうです。

植物は土に根ざしており、外敵からの攻撃を受けても避難できないため、フィトンチッドを作り、発散させることで自らを守るそうです。

香りにはリフレッシュ、リラックス効果の他に、消臭、防臭、除菌、抗菌、抗酸化の効果があり、日本の生活でも古くから馴染みがあり、様々なところで使用されていると思います。

おにぎりを木の皮で包む、お寿司屋さんのガラスケースの中にヒノキの針葉樹の葉を置く、笹の葉やシソの葉を敷いて盛り付ける、柿の葉寿司や鱒寿司などの押し寿司にするなど。

薬品ではありませんが、ストレスやアレルギー緩和、免疫力を高めてくれる効果もあります。

木材になってもその効果は持続するそうなので、森に行かなくても家の中に木製品やリースや生木を飾るだけでも良いそうです。

疲労度の高い方ほど効果があるようなので、お疲れの方がいらっしゃいましたら是非いかがでしょうか。

木材になってもその効果は持続するそうなので、森に行かなくても家の中に木製品やリースのような生木を飾るだけでも良いそうです。

疲労度の高い方ほど効果があるようなので、お疲れの方がいらっしゃいましたら是非いかがでしょうか。

ちなみに私はジュニパーベリーの香りも大好きなのですが、これはお酒のジンの材料にも使用されます。

最近、北海道の積丹では北海道産の植物を使用して香りづけしたクラフトジンが販売されています。お酒がお好きな方はぜひ北海道に来て、お試しください。

香りをかいでみなさまも素敵な冬をお過ごしください。