今年は梅雨入りも早く、もしかしたら史上最速で梅雨明けをして、
長い夏になるのかもしれない…と夏好きの私はワクワクしておりますが、
皆さんにとって夏の風物詩といったら何でしょうか?
私は…夏といえば、カルピス!
暑くなる前に、一本買って冷蔵庫に常備しております。

実は私は幼少期にアメリカで生活をしていたため、
母に連れられてよく日系スーパーに買い物に行きました。
そこで、大好きなカルピスを買ってもらうのが楽しみだったのですが、
アルファベットが読める年齢になると、一つの疑問にぶち当たりました。

私が「カルピス」と呼んできたその商品のあの白に水玉の包装紙には、「CALPICO」と書いてあるのです。
カルピ…コゥ?どうして?カルピじゃないの?と母に問い正したところ、
「カルピス」は英語では「Cow piss」(カウピス)
つまり「牛の尿」と聞こえてしまい、飲み物の商品名として全く適切ではないので、アメリカでは商品名を変えているのよ、とのこと。

幼心に衝撃的な出来事でした。あの爽やかな飲み物である「カルピス」が、
この国の人々にはそのように聞こえてしまうとは・・・!

時は流れて私は今、アラヤで言語を扱う仕事についていますが、
弊社では「ネガティブチェック」という作業を承っております。

先ほどの例のように、日本では全く問題のない商品名・企業名であっても、
海外ではタブーになる可能性があるので、それを確認する作業になります。
様々な国のネイティブ翻訳者やチェッカーなどに、文字と音をその国の
文化や言語、宗教など、様々な方面からネガティブなイメージがないかを、入念に確認をしてもらいます。
これは、商品名や企業名などを決める際は、イメージに関わるのでとても重要な作業だと思っています。

このコロナ禍では暗い話ばかり耳にしますが、実はこの新しい生活様式をチャンスに、新しいモノや事業が生まれたりしているようです。
それに伴って、「ネガティブチェック」のご依頼も増えております。
アラヤでは、50言語以上を取り扱っている実績がありますので、
様々な地域での迅速なネガティブチェックが可能です。
まずはお気軽にご相談くださいませ。