アラヤサッポロ株式会社でプロジェクトマネージャーをしております内山です。

日々翻訳業務に関わっていると、いわゆる翻訳の「統一」が大切なテーマになることが多々あります。
例えば過去の類似商品のマニュアルに合わせてUI文言を統一するケースや、クオーテーションマークなどの記号を特定の書式のものに統一させるケースなど・・・案件によって統一の方向性は様々です。
このように日々の業務で重要視している「統一」ですが、関連する興味深いニュースを見かけたのでご紹介させて頂きます。

昨年12月、総務省から統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールを策定したとの発表がありました。
政府統計の総合窓口(e-Stat)に使用されるExcel・機械に判読させる際の表記ルールをいくつかのポイントにまとめ、公表したのです。

これらは各府省が留意すべきポイントであり一般ユーザーには直接関係の無いトピックスですが、その統一ルールが「1セルに複数のデータを入力しない」、「スペースや改行等で体裁を整えない」など、一般ユーザーにとっても参考になるとネットで話題になっているのです。

Excelのデータを社内・社外の方とやり取りされる機会がある方も多いかと思います。
その際、相手から受け取ったExcelが、普段自分が作成するスタイル・レイアウトと異なり困惑した経験はありませんでしょうか。
そこで、各ユーザーが上記の統一ルールを参考にしてExcelを利用すれば、このように困惑することも減って仕事の能率もアップする・・・まさに良いことづくめではありませんか。

以上、「統一」によって生じるメリットを考えさせられるトピックスでした。
皆様も機会があればご紹介したExcelの統一ルールを是非ご一読ください。

総務省ホームページ:「統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定」