アラヤのデザイナー Hです。
幾つかの美術館のWebサイトでは、芸術作品をVRで鑑賞できるコンテンツを見かけるようになりました。画像が高解像度であるため、印刷された高価な画集よりもディテールを観察できて、ズームすると絵画の表面のひび割れの方が気になったりします。

さて今回は、以前から話題になっているAI(人工知能)を用いた「DeepDreamGenerator」と「EbSynth」というフリーウェアを使用してドガ風の動画を作ってみました。
動画制作では「DeepDreamGenerator」サイトで作品の画像をもとに、動画の1コマ目の画像に画風を画像処理します。そして、その画像を「EbSynth」でキーフレームとして読み込み、残りの全コマに画風を適用するというプロセスです。

下記の画像は左側がmetmuseum.org(メトロポリタン美術館)で公開されている画家エドガー・ドガの作品「Dancer in Green」、そして右側が編集前の動画の1コマ目の画像です。
では、15秒の動画をチャイコフスキーのBGMでお楽しみください。「動画をみる」のボタンから再生できます。

ご覧いただきありがとうございました。ドガのオリジナルには及ばずですが、AIが頑張ってくれました。そしてメトロポリタン美術館もありがとう。また「DeepDreamGenerator」と同様の効果は、Adobe Photoshop 2021のニューラルフィルターでも可能になりました。
アラヤでは、動画制作の受注も増えています。参考までに下記もご覧ください。