つい数年前まではマイノリティーだったテレワーカー。
それが今ではかなりの人が一度は家で仕事をする体験をしたのではないでしょうか。
実は私、コロナ禍以前からテレワークをしていて、もうかれこれ10年近くになります。
子育てをきっかけに郊外へ引っ越すことになってから、完全テレワークで仕事に復帰したためです。

そんな私が考える、テレワークのPros & Cons(メリットとデメリット)を語りたいと思います。


Pros (メリット)>
●育児や介護と仕事の両立ができる
●通勤時間と通勤ストレスの軽減
●生産性・効率性の向上


3つの中でも個人的にダントツで助かっているのは、育児との両立です。

新しい働き方が浸透してきたせいか、以前より男性の育児参加率も目に見えて上がっているように思います。事実、8年前に上の子を保育園に朝預けに行っても、男性を見かけることはほぼありませんでした。

しかし、去年下の子を保育園に預けた際、朝すれ違った8人の保護者の内、なんと7人が男性でした!

これには私も結構な衝撃を受け、世の中は確実に変わっているのだなと実感しました。

また育児だけでなく、介護との両立問題も深刻です。
テレワークの浸透や、様々な働き方が容認される社会に変わっていっているのはとても良いことで、離職率の軽減やQOLの向上にもつながるのではないかと思います。


Cons(デメリット)>
●コミュニケーションが少なくなる
●自己管理と自己アピールが難しい
●運動不足


もちろんコミュニケーションも大事なのですが、デメリットの中で困っているのは、なんといっても運動不足!
これ結構深刻なのです。

上の子が保育園に行っているうちは、まだ自転車での送迎で身体を動かす機会がありました。
しかし小学校に上がってからというもの、自転車に乗る理由が全くなくなり、1日中家に籠る日も少しずつ増えてきました。

そうなると、ものすごいペースで身体が横成長していくのです(笑)。
その有様に落胆し、整体の先生に聞いたところ、運動は0か100、
やるかやらないかで全く違う。だからたとえそれが電動自転車での往復で、「運動」とも言えないような近距離の移動だとしても、しっかり運動効果はあるのだそうで、それが0になるとたちまち筋肉も衰えて太ってしまうのだという。

私の父もコロナをきっかけにテレワークになったのですが、
なかなか会えずにいた父と1年ぶりに会った時、足腰がずいぶん衰えていて、歩き方までもが変わっていたことにショックを受けました。

仕事も私生活も自己管理というのはとても大変ですが、健康な身体があってこそ元気に働けるのだという事を肝に銘じて、自宅の階段をむやみに往復する今日この頃です。

この10年でも世の中はガラリと変貌を遂げたので、次の10年はどうなるのか、楽しみでもあります。
翻訳業界も日々変化をしています。変化に対応できる柔軟な頭と身体で、時代の波に乗っていきたいですね。