アラヤのデザイナーHです。紫陽花が咲き始めた6月中旬、横須賀美術館の開館15周年記念「フランス・モダン・ポスター展」は閉幕しました。
日本では「作品保護のため」という理由で撮影不可の場合が多いですが、 同展では撮影が許可されていました。


通常の「キャプションボード」の上に、作品中にレイアウトされている仏語を和訳した別のプレートがありました。和訳を理解してから作品を観直すと、絵本を読んでいるときのような感覚になります。
下の作品は、フランス製高級自転車のポスターです。後輪をチェーンで駆動する自転車が量産されていました。黒色のフレームに合わせて、黒コーデの淑女が自転車に跨り颯爽と登場する姿が素敵です。ブランド名らしきDECAUVILLE(デコヴィーユ)が自転車にひかれてしまったレイアウトがクールです。
同展の作品は、100年以上経った印刷物ですが美しいものでした。

建物の壁に屋外広告がぎっしりと取り付けらていた当時の風景から、エネルギッシュな街の様子が伝わってきます。

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