こんにちは、アラヤのデザイナーHです。毎年11月11日は「ポッキー&プリッツの日」として知られていますね。
一般社団法人 日本記念日協会のサイトによると、現在11月11日を記念日として登録されているのは60個近くあり、登録数では1位の10月10日と僅差のようです。ちなみに、企業の提唱する記念日は「記念日マーケティング」と言われ、「ポッキー&プリッツの日」はマーケティングの成功事例です。
15年ほど前だったか、当時、広告代理店のCDをされていたY氏に「ポッキーリニューアルのためのブランドブック」のポートフォリオを見せていただいたことを懐かしく思い出しました。

先月購入した8袋入りポッキーの最後の1袋を開けて食べながら、パッケージの裏面をみると「誰でも簡単にプログラムを学べるGLICODE(グリコード)」というアプリの企画が掲載されていました。アプリは新しいものではなくリリースは2016年ですが、それ以降もイベントやワークショップなどの活動が続けられているようですね。

アプリをダウンロードする前に、まずはYouTubeでグリコードのレクチャームービー(基本編)を見ることにしました。
「(ナレーション)はじめる前にポッキーでエネルギーチャージをしよう!1本だけ食べてネ、あとはグリコードで使うから食べずにとっておいてネ」
「なるほど、ポッキーをスマホで撮影しながらプログラムを学ぶのか」
「あ!ポッキーをスマホで…」と気付いたときには、最後の1本がお口の中に入ってしまいました。
「どうしようか」と少し考えたのち、ユーザ目線で閃いたアイデアで実験することにしました。

Adobe Illustratorでポッキーのイラストを描いて、コピペして向きを調整、撮影の手順です。
では、平面ポッキーで認識するのか実験開始です。

「どうだー!?」
<結果は、OK>
こうなると、人間は認識するのかと試してみたくなります。
「全身チョコ色タイツ7分丈で、こんな感じ」


では、再び認識するのか実験開始です。
「どうだー!?」
<結果は、OK>

グリコードは小学生低学年向けのアプリなので、体を使ったりして総合学習の授業で楽しめるかもしれません(ステージクリアごとにポッキーを食べてエネルギーチャージ)。

実際は、白い紙の上に本物のポッキーを並べて、それをスマホやタブレットのカメラで撮影(アプリがポッキーの向きを認識)するのですが、「部屋がかなり明るくないと認識されない」とか「自分の影が入って(真上から撮影のため)上手く読み込めない」とか「食べ物で遊ぶな」などのレビューもありました。
イラストや写真にしてから切り抜いて、ホワイトボードに貼って撮影することも試してみると良いかもしれません。
パソコンのディスプレイで画像を撮影するときは、ディスプレイを明るくすると認識しやすくなりました。
お子さんたちが、楽しくプログラミング的思考を身につけられるとよいですね。

※「GLICODE/グリコ―ド」は江崎グリコ株式会社のプログラミング教材の登録商標です。「Pocky/ポッキー」および「PRETZ/プリッツ」は江崎グリコ株式会社の登録商標です。

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