
皆さんは自分でネーミングを考えたことはありますか?
私はある大学でデザインを教えていましたが、その課題の一つに商品ネーミングも加えていました。授業ではネーミングの発想法として、典型的な造語法を教えます。これを学ぶと、ネーミング素人の学生でも、造語法を使ってたくさんのアイデアを出すことができ、講師陣も脱帽するような魅力的なネーミングを創出することがあります。
もちろん、リーガルチェックはしませんし類似は大目に見ますので、実際に使えるものとはなりません。
ネーミングは、ただ闇雲に考えても時間ばかりかかり効率的ではありません。そんな時に役立つのが造語法です。造語法を使ってアイデアをたくさん出し、アイデアがアイデアを生む連鎖反応を起こし、魅力的なネーミングを生み出すことができるのです。
ではその造語法とはどんなものか、いくつか紹介します。
(※このネーミングは日本市場限定で有効なものです)
- プラス造語法 ダニパンチ=ダニ+パンチ
- 減量造語法 ゴジラ=ゴリラ+鯨
- 変形造語法 アデランス=adeherence(英語)粘着、執着
- 頭文字(アクロニム)造語法 AMEDASアメダス(Automated meteorological data acquisition system.)
- 並べ替え(アナグラム)造語法 タモリ(タレント名)=森田(
- 語呂合わせ造語法 GU=自由
- 語尾変化造語法 tanoshia タノシア=楽しい+-ia
- 和洋折衷造語法 スーモ=住もう
- 擬人化造語法 あきたこまち
- 擬音・擬態語造語法 ガリガリ君(擬人化も)
- 漢字ネーミング 一番搾り
- 色プラス造語法 赤いきつね など
上記の限りではありませんが、
いくつか方法を知っていると効率的にアイデアを出すことができますね。
ところで、一口にネーミングといっても色々あります。
会社名(屋号)や製品などのブランド名はすぐに浮かびますが、
ネーミングはそれ以外にもたくさんありますよね。
例えば、商品カテゴリーの総称だったり、商品の柄などバリエーションの名前だったり、シリーズの名称だったり。おもちゃやゲームなどのストーリーに出てくるキャラクター名などもありますね。
また、このネーミングが海外市場に向けたものであったり英語でネーミングしたいといった場合には造語法だけでは解決できません。
さらには一度にたくさんのネーミングを考えないといけない時には、本当に猫の手でも借りたいぐらい、担当者の負荷は半端ないものかと思います。
アラヤでは、ネイティブがヒアリングして外国語発想でネーミングをするなど、効果的なネーミングとお客さまの負担軽減・効率化を図るためのご提案をいたします。
もしもネーミングでお困りでしたら、ぜひアラヤにご相談ください。