ここ最近、「質問力」の重要性を痛感するシーンによく遭遇します。
的確な質問を相手に投げかけることができれば自分が確認したいことはもちろん、相手が話したい、説明したいと思っていたことを適切なタイミングで聞き出すことができ、より深い理解や、今まで気が付かなかった視点の発見に繋げることができるからです。
質問力を鍛えるのは長い道のりではありますが、私が最近実践している方法を紹介したいと思います。

まず、「自分が本当に知りたいこと」を意識してみます。
具体的な情報を求める質問なのか、それとも相手の意見や感情を確認するための質問なのかを考えながら、質問の順番や流れを事前にざっくりメモしておきます。
こうしておくと想定外の回答が返ってきても、どの部分から確認しなおせばよいかが確認しやすく、会話の途中で迷子になるリスクを減らすことができます。

次に、「はい」か「いいえ」で答えられる質問で、自分の理解が大幅にずれていないことを確認します。
その確認ができてから、「どう思いますか?」や「なぜそういう考えをもったのですか?」など、掘り下げる必要のある質問をします。
前提が一致していない状態で入り組んだ質問をしてしまうと、質問と回答がかみ合わず、会話が盛り上がらないどころか、不信感を与える事態に陥ってしまうことがあるので、前提の確認は重要な手順です。

また、会話の最後に相手にフィードバックを求めることも質問力を鍛える上で役に立つのだそうです。
自分の質問が相手にどのように受け取られたかを確認し、改善点を見つけることで次回以降の質問がより的確になるというのですが、こちらはまだ実践のタイミングを掴みかねているところです…。

でもやはり、一番大事なのは相手の話に興味を持つことに尽きると思います。
相手の話をしっかりと聞き、その内容に基づいた追加の質問をすることで、どんな内容であっても、より深い対話が生まれ、満足感のあるコミュニケーションが可能になると考えるからです。
ポイントを意識しつつ、コミュニケーションの幅をより広げられるよう、質問力を鍛える旅をこれからも続けていきたいです。