スターバックスの日本上陸25周年を記念する企画として、都道府県ごとのこだわりと個性豊かな47通りのご当地フラペチーノが全国の店舗にて2021年6月30日(水)より一斉発売されました。

いろいろなところで話題になっているので、日ごろスタバをご利用されないみなさんもご存じなのではないでしょうか。

あるニュース番組がこの企画を紹介する際、「グローカル戦略」について解説をしていました。「グローカル」とは、「グローバル」と「ローカル」を合わせた造語です。
ビジネスにおけるグローカルは、世界に通用するサービスや商品を展開しながら、より販売を拡大させるために地方や地域のニーズに応えた商品を提供することだそうです。
マクドナルドのテリヤキチキンバーガーは、日本におけるグローカルの成功例としてよく取り上げられています。

今回のスターバックスのご当地フラペチーノは日本をさらに細分化したローカル(都道府県)に向けての商品提供です。この企画では地域のニーズに応えるだけではなく、従業員にも企画に参加してもらうことで、従業員のモチベーションの向上、ローカル拠点の活性化も狙っているようです。
日本に進出している海外の外食産業は、グローカルに長けているところが多いですね。

逆に日本には、ローカルのニーズに応えすぎたため、世界市場への展開が難しくなったガラケーのような例もあります。グローバルな視点の欠如が指摘されています。

アラヤのベースである翻訳サービスの場合、ドキュメントの翻訳やデザイン、機器・ソフトウエアの画面文言の翻訳などを、特定の言語や地域に適合させるローカライズ(ローカル)が注目されがちです。
しかし、ローカルの視点だけでは世界に向けた合理的・効率的なビジネス展開ができません。
言語や地域に依存しない仕様を汎用化することや、世界に通用する共通項を切り出すことは、翻訳のその後のプロセスの効率化・合理化につながります。

アラヤでは、お客さまの取扱商品や営業戦略、プロジェクトの特色に応じて「ローカライズ」と「グローバル」の2つの視点を行き来しながら、世界に向けたコミュニケーションの実現をお手伝いしていきたいと思います。

ちなみに、スターバックスのご当地フラペチーノの販売期間は8月3日(火)までで、売り切れ次第終了とのこと。

みなさんのご当地フラペチーノは何でしょうか。
私の地元岐阜はコーヒージェリーに抹茶とチョコレートを組み合わせたもののようです。鮎味じゃなくてよかった。