仕事とは関係ない場所で知り合った人に「翻訳会社で働いています」というと、翻訳者だと思われることがしばしば。翻訳はしていないといっても、馴染みのない人にとっては「翻訳会社=翻訳者」という印象を持たれるようです。次に会った時も「あれ?翻訳者だとおもってた」と言われることもよくあります。
私はALAYAでプロジェクト設計・管理の仕事をしています。

今回は私の仕事について少しお話ししたいと思います。
翻訳会社のプロジェクト管理の仕事を具体的に挙げると、お客様との連絡・折衝、スケジューリング、翻訳者の選定、データの確認・編集作業など、受注から納品に至るまでのほぼすべての工程に関わる仕事があります。
翻訳といえば翻訳者が全てと思われがちですが、優秀な翻訳者を選べばよい成果物が出来上がるかというと、決してそれだけではありません。実は最初の工程がとても重要だと考えています。
それは、はじめにお客様の希望や案件の背景を詳しくうかがうことです。
クリエイティブな翻訳を。
納期重視なので最短の納期で!
用語や表現をとにかく資料と合わせてほしい。
…など案件によってお客様の希望は様々です。
クリエイティブと一言でいってもそのイメージを共有することは難しいため理想とする文章が掲載されている過去のカタログを資料としていただいたり、短い納期に合わせるために複数の翻訳者で対応したり、また用語統一を特に厳しく要求されるときは、用語専門のチェック作業を入れたりと、案件に合わせた工程を考えます。
このように、はじめにお客様と私たちが情報共有することで、翻訳者も力をより発揮でき、同時に翻訳以外の作業を効果的に組むことができるようになります。
ご依頼の際、特に希望はないという場合でも、よりよい成果物につながるご提案をさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。
そうか、「翻訳会社でプロジェクトマネージャーをしています」と言えばいいのか。