いまアラヤで改めてブログをブログとしてやろうとしている一方、世間では会員制のブログサービスは次々と閉鎖されているようです。理由はSNSが普及したことによるところが大きいのでしょう。

ネットインフラの普及と共に発展してきたホームページ用の無料レンタルスペースや、CGIを活かした掲示板サービス等も、一時代を築きそして落ち着きました。Hoops!やTripodなどでつくられたサイト、CGIboyやODTの掲示板など、いまとなってはパソコン通信からインターネットへと変革する過程での潮流的なサービスでした。

ブログという媒体は今後どうなっていくのでしょうか。登場当時はトラックバック機能もブログらしい画期的な機能でしたが、現在は「コメントとどう違うの?イイねと違うの?」という方も多いかもしれません。それでも世界でもっとも使われているオープンソースのブログ型CMSであるWordPressには、トラックバック、ピンバックの機能は未だにしっかりと残っています。

いまでこそWordPressはあちこちで使われるようになりましたが、ブログ文化が広まり出したころはMovable Typeが主流でした。サーバー負荷を鑑み、アウトプットには静的なHTMLを吐き出すCMSでした。時代を感じますね。Movable Typeがオープンソースとは違う道を歩み始めたころから、WordPressの勢いが増してきたと記憶しています。私がはじめてWordPressを使ったのは、Xoopsというポータル型CMSに組み込む形で使ったのが最初です。Xoops懐かしい。

いまやそんなWordPressも、ブログとしてのみならず、ウェブコンテンツの管理開発ツールのようになっていますね。時代の流れの中で、役割がまた大きく変化してきています。

IT管理者がいない会社では、運用管理の手間を考えると、情報発信を狙うならFacebookなどのサービスに乗ってしまう方が楽なのかもしれませんね。しかし、このようなSNSサービスはいろいろありますが栄枯盛衰ですね。地味に自分でブログをCMSで運営しているほうが、コンテンツそのものの寿命は期待できるのかもしれません。

弊社もブログという手段を活かしどのように情報発信ができるのか、運用しながらいろいろと試していきたいと思います。