暦の上では立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いていますね。

外食の機会がめっきり少なくなり、自宅での食事回数も増えているここ2年、カレーを作る回数がとても増えました。
一度にたくさん作ることができ、スープや副菜とも相性のよいカレーは頼りになる献立です。ただ食べる回数が増えると気になってくるのが塩分とカロリー…。

手間を増やさず、塩分やカロリーを上手くコントロールする方法があったらいいのに、と思っていたある日、雑貨屋さんでスパイスカレーセット(レシピ付!)を発見し、早速挑戦してみることにしました。

作り方は結構簡単。玉ねぎをあめ色になるまでゆっくり炒め、スパイスを順番に加えて、カットトマトを投入して煮込みつつ、塩で味を調えていきます。
初回こそ塩加減がわからず、かなりあっさりしたカレーになりましたが、回を重ねるごとに素材やスパイスの特長がわかってきて、挽き肉やドライトマトでコクを出したり、ナッツ類を入れて食感を楽しんだり、スパイスカレー作りを満喫しています。

市販のカレールーを使っていた頃、味付けはルー任せで個々のスパイスや野菜からでる甘みや風味を気にしていませんでした。しかし、味付けの工程を分解したことにより、それぞれの素材の特徴が見えてきて、食材の切り方や投入のタイミングにも自然と気を配るようになりました。季節ごとに最適だと感じる辛さが違うというのも大きな発見でした。

作業の効率化を求めると「まとめる」ことに注力してしまいがちですが、作業工程を分解することで、個々の作業が持つ意味やポイントの整理ができたり、新しいプロセス設計のヒントを見つけることに繫がるのだと改めて実感しました。

アラヤのビジネスコンセプトは、「クリエイティブトランスレーション」と名付けたコミュニケーションのプロセス設計です。独自のデザイン、品質管理などの視点をプラスすることで、課題の本質に気付き、いつもとは違うプロセスを設計し、次につながる新たな価値を見つける。そんなお手伝いもしております。