コロナ禍で3年目を迎えています。
収束はまだ見えず、在宅の時間も長くなりましたね。

こんな時だからこそ、自分が所属する会社のこと、考えてみませんか?

会社のブランドをそれぞれの立場で考えたことがありますか?
ブランド形成には、重要な二つの視点があります。

1. ブランドを形成する3つの要素

MI (Mind Identity)

企業理念にあたるもので、企業の存在意義やそのあり方を言語化したものです。
ブランドの根幹になる「想い」や「価値観」を示すことにもなります。
企業はこれに基づき、ミッション、ビジョンなどを示していきます。

BI (Behavior Identity)

理念を実現させるために、どのように事業化するかという行動を示します。社員教育や行動規範も含まれます。
社員一人一人の行動が、企業の想いを伝えるための正しい行動になっているか、常に意識することも重要です。

VI (Visual Identity)

理念やビジョンを広く世界に、周りに伝えるために、言語化されたものを視覚化する。
一貫したイメージで伝えられる世界観を創ることがVIです。
まさに、私が長年携わってきた仕事でもあります。

強いブランドの形成においては、この3つがしっかりと重なり、連携していることが重要になってきます。

2. CIともうひとつのBI

CI (Corporate Identity)
CIは、上記1の3要素の全てにおいて、「自分たちはどうあるべきか」ということを自らに問い、企業が世の中へ提供する価値を明確化し、一貫性を持って伝えていくものになります。

BI (Brand Identity)
もう一つのBIは、上記1の3要素において、「顧客にどのように思われたいか」を問い、顧客の価値を見極め、共感を得るための活動につなげるものになります。

いかがですか?二つの重要な視点がおわかりいただけましたでしょうか?

企業ブランド形成において、この視点は原点となります。
企業はいつでもこの原点に立ち戻り、創業の「想い」を忘れることなく、見直しをすることが大切です。
この二つの視点から、ブランドのあり方を再認識し、様々な事業や活動の推進および整理に繋げることができます。
また、企業が発信すべきブランドメッセージが見えてきますし、個々人の取るべき行動も自ずと示唆されます。

「急がば回れ」今一度立ち止まり、企業ブランドを再考してみませんか?
アラヤでは、みなさまのブランドメッセージの見直しや、様々なブランドツールの作成のお手伝いさせていただいております。 なにかお困りごとなどありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。