先日、娘と同じ歳の子どもを持つ友人が「カフェに行こう」と誘ってくれました。

広い公園に面したそのカフェは、環境に配慮した取り組みをするというお店でした。

その取り組みのひとつが容器の選択。

店内ではマグカップやグラスで提供されますが、店外利用やテイクアウトの場合は使い捨ての容器ではなく、リユーザブルのカップを購入するか、または「借りるカップ」を利用するかの2択になります。

「借りるカップ」というのはその名の通りカップが貸し出されるサービスです。保温・保冷性のあるカップでドリンクが提供され、同じ店を含む加盟店舗で3日以内に返却すればOKという仕組みです。

個人的な意見としては、リユーザブルカップにすると荷物が増えてしまうし、今後マイタンブラーとして持ち歩く自信が持てません。

一方、「借りるカップ」はゴミにもならないし良さそうだと興味本位でこちらを選びました。

するとこれが大正解!

当日はお店の外にあるテラス席から子どもたちが走り回る姿を眺めながら、大人はコーヒー片手にゆっくり過ごせました・・・3時間も!

太陽が出ていたとはいえ、帰りたくないという子どもに付き合う真冬の空の下の3時間。

いつもなら冷める前にと早々にドリンクを飲み終えてしまい、寒さに負けて早く帰ろうと子どもたちを急かしてしまうところですが、この日は「借りるカップ」で保温されたコーヒーをお供に心穏やかに乗り切ることができました。

子どもたちもくたくたになるまで遊べて大満足。

友人は翌日も家族でこのカフェを訪れ「借りるカップ」で至福の数時間を過ごしたそうです。

このRe&Goという容器シェアリングサービスは、コロナ禍で食事のテイクアウトが増えるなど、より深刻な問題となったプラスチックごみの削減に向けて生まれたそうです。

今回は新しいカフェの楽しみ方を知っただけでなく、自身の仕事においても時代の変化に合わせた視点で向き合えているだろうかと省みるよい機会となりました。

このサービスは実証実験中で一部の地域でしか実施されていないそうですが、今後広範囲に展開していくようです。

Re&Go

https://www.reandgo.jp/