こんにちは。営業の馬渕です。
コロナ禍における営業活動等において、オンラインセミナーを開催されるお客様も増えていますが、外資系企業ですと本国の英語セミナー動画であったり、国内企業であっても、海外の講演者による動画であったりと、ソース言語が日本語でない動画に対しては、日本語の字幕を入れたり、講演内容を事前に翻訳しナレーション収録を行ったりします。
直近でお引き受けした案件では、動画ファイルの入手時期やご予算の都合により納期の迫る中で、同時通訳での収録という手法を取りました。
通常であればお客様もスタジオでお立合いで収録に臨みますが、 コロナ禍にあり遠隔でのご参加となりました。
私はスタジオに出向き、通訳者とスタジオエンジニアさんとの調整や、遠隔参加のお客様のご要望やご意見の取り纏めといったコーディネーションを行います。60分のセミナー動画の収録は、収録とレビュー、必要に応じて録り直しを行うと3時間ほどの作業になります。ナレーションやテロップと違い、オリジナル動画の尺や講演者の発話スピードに合わせて通訳を入れていかなくてはいけないため、通訳者も講演者毎に通訳スピードを調整する必要があります。後のMIX作業に向け、言い直しポイントや息継ぎポイントを原稿を追いながらチェックをしていきます。まさに全集中といったところです。
私たちの仕事の中で、国際化やローカライズといったメインドメインの業務のほかに、こうした収録や動画制作などのコーディネーション及びディレクションもやっています。
通常の翻訳関係のお仕事で関わることの多いお客さまからすると、意外に思われるかもしれませんが、このような業務にも積極的に取り組んでいますので、関心・興味のある方は是非お問合せください。