最近、海外デザインアワードの応募サポートのご依頼が増えています。

つい先日も、海外デザインアワードの応募で新たに対応させていただいたお客様から、一次審査を通過されたとお喜びの声が届きました。

こういったアワードで成果が得られる要因は、もちろんお客様の製品そのものが優れていることに他なりません。
しかし、弊社が注視してサポートさせていただいている点は、海外に向けてローカライズ(現地化)的な視点から特長を明確化するところにあります。

例えば、UXのローカライズでは、言語や文化の特性を理解した表現のデザインの視点が重要になります。
また、統合報告書などIR資料や広告などに登場するコンセプチュアルな表現については、原文の意図を十分に汲みつつ対象言語に合わせた新たな表現が必要になるでしょう。

このように、お客様が本来もっている素晴らしい製品やコンセプトに対し、言語の置き換えとして単なる「翻訳」では対応しきれない範囲こそが、弊社がお客様のお役に立ちたいと願っている部分です。
この部分のプロセスを軽んじたために海外に思いが届かないことがあるとしたら、海外展開を見据えた製品のあり方としては、あまりにも大きな損失と言えます。

あたりまえの課題ではあるけれど結果的にあまり注視されにくい、そういった部分にこそ弊社には多くのノウハウがあります。

「デザイナーや開発者の仕事はその思考を形にすることだ」と言われます。
私たちの役割はその重要な役割を担う「デザイナーや開発者の思いを、ことばとして表現することだ」と思っています。