「単語」の意味ではありません、マイクロソフトのWordソフトウェアのお話しです。

アラヤの業務では「取扱い説明書」の翻訳、編集を多く扱っています。
それらは将来的にはDX対応などの潮流もあり、HTMLマニュアルやHelpマニュアルなど、Web媒体を中心とした形に変化してゆくことが予想され、アラヤでもCMS化などのお手伝いを多くさせて頂いています。

そうした流れとは別に、取説制作において近年標準的に使用されているアドビ社のInDesignなどの編集専門ソフトウェアではなく、MS Wordでの取説制作のご要望も根強く残っており、むしろ編集専門ソフトのデータを「MS Word化してほしい」というお客様のご要望も少なからずあります。
理由としては、編集専門ソフトは比較的高価なのと、操作方法の習得が容易でないなど、標準使用とするにはハードルが高いことが挙げられます。対してMS Wordなら多くのビジネス環境にて標準的に既に導入・使用されており、操作方法も改めて習得する必要がありません。

もとより取説制作において編集専門ソフトが広まった理由として、デザイン性の高さがあり、レイアウトなどにおいて、より見栄えの良い=ユーザー印象の良い成果物が容易に作れ、かつそれを手間なく実現する機能も用意されていることが挙げられます。一方、MS Wordではそれらが難しいと考えられてきました。


ところが、ごく一般のライトユーザーはご存知ない場合も多いのですが、実はMS Wordでもそれらの一部の編集機能は元から用意されており、ある程度のノウハウの習得にて編集専門ソフトにさほど劣らない見栄えの取説制作の実現が可能なのです。

そこで、前述のようにMS Word要望が一部で再燃するなか、MS Wordにおいても編集専門ソフトで使用されている機能を利用したデザイン性の高い取説制作のノウハウをお客様へ提供する、というアイデアが持ち上がってきました。

これらのノウハウは、アラヤとしては当然成果物として対応できる内容となりますが、それを成果物としてではなく、例えばレクチャーなどでお客様へ提供するという試みになります。個々の機能などはネット検索で使用方法を調べるのは可能ですが、取説に特化したノウハウを短時間で習得できるとなれば、それなりに価値があるかと予想します。

現状ではアイデアレベルの試みとはなりますが、取説制作におけるMS Wordの有効活用を一段階レベルUpした使用・運用の観点にて、ご興味がございましたら是非お声がけください。