コロナ禍でのマスク生活でも「散歩中のよその家のワンコを魅了する」という私の特技は健在のようだ。

昔は気のせいだと思っていた現象が、結婚してつれ合いと出歩くようになって指摘され、比較実験等を重ねた結果、つれ合いに特技として認定された。

それは、見かけたワンコへの「可愛い!」「偉い!」などの溢れる思いが口に出さずとも伝わるという技。

あるときは飼い主を振り切って、あるときは道路の真ん中でお腹を出し、全身で喜びを示して寄ってきてくれた結果、飼い主さんの苦笑いを誘う。

ただし、これは主人に絶対服従の犬種(日本犬やボーダーコリーなど)にはまったく通じないのだが、同様の特技を持つ方々はどうなのか気になるところである。

以前、日本の絵文字は「目で感情を表しているものが多く、口の変化は少なめ」で、欧米の絵文字は「目の変化は少なく、口で感情を表している」という傾向の違いに関する記事が紹介されたことがある。

街頭インタビューで海外の人にマスク生活での不便さを聞くと、「相手の感情が読み取りにくい」と答えた人が少なからず居て、つまり日本人は感情表現において目を、欧米では口を重視する傾向にあるのかも?という内容だった。

ともすれば誤解を招くこともある表現の仕方の違い。

アラヤは、「ローカライズ、国際化を専門としたコンサルティング」をビジネスドメインとし、国による表現の違い、あるいは世界での共通項を意識したクリエイティブ・トランスレーションを展開している。

いつか、私のワンコを魅了する表現力を分析することで、人だけではないコミュニケーションビジネスを展開していきたいものだ。